人類学の書籍紹介

人類学の文献を(読んだものは)コメント付きで紹介します

澁澤賞

松村圭一郎 『所有と分配の人類学』

松村圭一郎 2008 『所有と分配の人類学 ――エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』世界思想社 目次 はじめに 「わたしのもの」のゆらぎ凡例 序論 第1章 所有と分配の人類学 第2章 多民族化する農村社会 第I部 富をめぐる攻防 第3章 土地から生み出される…

中村沙絵 『響応する身体』

中村沙絵 2017 『響応する身体 ――スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』ナカニシヤ出版 目次 はじめに フィールドとの出遭い 序 論 ヴァディヒティ・ニヴァーサが投げかける問い 第Ⅰ部第一章 老親扶養をめぐる規範と実態 ――シンハラ農村…

里見龍樹 『「海に住まうこと」の民族誌』

里見龍樹 2017『「海に住まうこと」の民族誌 ――ソロモン諸島マライタ島北部における社会的動態と自然環境』風響社 目次 はじめに 序論 別様でありうる「住まうこと」─非同一的な生の民族誌に向けて第一章 「海に住まうこと」の現在─民族誌的概観第二章 海を…

佐川徹 『暴力と歓待の民族誌―東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』

佐川徹 2011 『暴力と歓待の民族誌 ――東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』昭和堂 目次第1章 序論第2章 ダサネッチの概要第3章 国家と集団間関係第4章 戦争経験と自己決定第5章 横断的紐帯と境界第6章 外部介入と平和維持第7章 結論 内容(出版社サイトより) ア…