クラックホーン 1949 『文化人類学の世界 ――人間の鏡』
クラックホーン、クライド
1971(1949) 『文化人類学の世界 ――人間の鏡』 外山滋比古・金丸由雄(訳)、講談社(講談社現代新書)
目次
まえがき
1 人類学とは何か ――奇習と土器と頭骨と
2 奇妙な習慣 ――文化とは何か
3 人類 ――現代の神話
4 言語と人間 ――言葉は何を明かすか
5 文化と性格 ――習慣の層のつくる建築物
内容
文化人類学は人間諸科学を統合する新しい<人間学>として注目されている。しかし、未開社会の奇妙な習慣や親族関係や古ぼけた陶片などを調べて、人間に関するどんな新しいことがわかるというのだろうか。本書は、アメリカ人類学会の第一人者が、そんな疑問に豊富な実例をもって答えながら、人間を移す鏡としての人類学の魅力と考え方を楽しくかつあますところなく描き出した定評ある入門書である。