田口陽子 2018 『市民社会と政治社会のあいだ ――インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動』
田口陽子
2018 『市民社会と政治社会のあいだ ――インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動』 水声社
市民社会と政治社会のあいだ: インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動
- 作者: 田口陽子
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2018/11/05
- メディア: 単行本
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目次
まえがき
序論
一 新しいミドルクラス市民像
二 個人を超えた政治に向けて
三 本書の構成
第一章 海辺のコスモポリス
二 フィールドワーク
三 「ゴミから生まれた」市民運動
第二章 市民社会と政治社会――複数の統治の相互関係
一 市民社会のポジション
二 政治社会のポジション
三 市民社会と政治社会の制度
四 政治社会と生モラル秩序
五 市民社会と政治社会のつながり
第三章 腐敗と反腐敗――市民的な価値の運動
一 日常のなかの腐敗
二 反腐敗運動
三 運動の展開
四 価値の分断と接合
五 二重性の再編
第四章 ウチとソト――複数のウチの変容と拡張
一 ウチとソト
二 ボンベイ・フラットの歴史
三 ウチの拡張?
四 ソトとの交渉
五 空間と人格の生成
第五章 個人と分人――インテグリティと関係性の可視化
一 〈分人化〉と心理学化
二 インドの分人性
三 心理計測と市民運動
四 関係性の生成と摩擦
五 個人と分人の動態
結論
一 ムンバイの市民をめぐる運動
二 市民社会と政治社会のあいだ
あとがき
内容
インド都市部の市民運動を事例に、研究者の論争、活動家の主張、運動の展開を追うことで、「市民」であるとはどのようなことであり、そこではいかなる「政治」が展開されているのかを問う人類学。