澤井充生 2019 『現代中国における「イスラーム復興」の民族誌』
澤井充生
2019 『現代中国における「イスラーム復興」の民族誌 ――変貌するジャマーアの伝統秩序と民族自治』明石書店
現代中国における「イスラーム復興」の民族誌――変貌するジャマーアの伝統秩序と民族自治
- 作者: 澤井充生
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
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目次
まえがき
序章
第1部 現代中国の民族・宗教・社会主義
第2部 国家権力と清真寺
第3章 清真寺の伝統秩序と権力構造
第4章 清真寺に介入した国家権力――共産党・行政・宗教団体・清真寺の共棲
第3部 変貌する宗教儀礼と民族文化
第6章 異民族には嫁がせない――民族内婚とその変容
第7章 酒がならぶ円卓――婚礼にみる回族の「漢化」
第8章 統制される宗教、脱宗教化される民族
第9章 「右派分子」から殉教者へ――政治運動に翻弄された宗教指導者
終章 現代中国における「イスラーム復興」のゆくえ
あとがき
内容
文化大革命終了後の改革・開放政策により、1980年代以降、中国各地で「イスラーム復興」が開花する。本書は、それに伴う清真寺を中心とするジャマーアの秩序形成に見られる変容と、共産党主導の国民統合とムスリム少数民族との政治力学について考察する。