鈴木清史・山本誠(編) 1999 『装いの人類学』
鈴木清史・山本誠(編)
1999『装いの人類学』人文書院
目次
装いの人類学――序にかえて 鈴木清史・山本誠
1 真綿にまつわる民族伝承 ――中国杭嘉湖地方の事例から 曹建南
2 モンゴルのフェルト作り ――「母」から「娘」へ 楊海英
3 神と交流する芭蕉布の歌 ――奄美シャーマンの巫歌と聖なる布のイメージ 中原ゆかり
4 白衣とチマ・チョゴリ ――民族のレトリックとしての韓服 岡田浩樹
5 フィリピン・イフガオ族と衣装の文化 熊野建
6 サリー/サリー以前 ――カーストと着衣規制、そして国民化 小林勝
7 スカーフに見るイスラームの多様性 中山紀子
8 ショールのレトリック ――ヨーロッパ移動民の身体イメージ 山口惠里子
9 ブランドになった民族 ――エクアドルのアンデス高地民オタバロ 山本誠
10 「服」を着始めたアボリジニ ――オーストラリア先住民と衣服 鈴木清史
あとがき 鈴木清史・山本誠
内容
人はなぜ装うのか。衣服と人間のかかわりを、世界各地の民族のもつ多様な文化を通して考える。日本繊維製品消費科学会発行の『消費科学』に発表された論文を収める。
一言コメント