人類学の書籍紹介

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相馬拓也 2018 『鷲使いの民族誌』

相馬拓也

2018 『鷲使いの民族誌 ――モンゴル西部カザフ騎馬鷹狩文化の民族鳥類学』 ナカニシヤ出版 

鷲使いの民族誌?モンゴル西部カザフ騎馬鷹狩文化の民族鳥類学?

鷲使いの民族誌?モンゴル西部カザフ騎馬鷹狩文化の民族鳥類学?

 

 

目次

序章 ヒトと猛禽の交渉譜――鷹狩研究が民族鳥類学に果たす役割

第1章 イヌワシとの出会いと別れ――イヌワシの捕獲術と産地返還の掟

第2章 イヌワシを馴らす――イヌワシ馴致をめぐる知と技法

弟3章 イヌワシを駆る――騎馬鷹狩民族の実践と技法

第4章 イヌワシを飾り、魅せる――鷹具と鷹匠装束の民族鳥類学

第5章 イヌワシを受け継ぐ――騎馬鷹狩の伝統と文化変容

終章 イヌワシと鷲使いの環境共生観――カザフ騎馬鷹狩文化の脆弱性レジリエンス

付録 鷲使い用語集

 

内容

モンゴル西部のカザフ人たちによって、1300年にわたり受け継がれてきた騎馬鷹狩文化。イヌワシと暮らす鷲使い(イーグルハンター)たちとの400日間におよぶフィールドワークからその実態を明らかにする。