人類学の書籍紹介

人類学の文献を(読んだものは)コメント付きで紹介します

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石井美保 2019 『めぐりながれるものの人類学』

石井美保 2019 『めぐりながれるものの人類学』 青土社 めぐりながれるものの人類学 作者: 石井美保 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2019/06/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 目次 まえがき I 「人」からの遊離 小人との…

鈴木清史・山本誠(編) 1999 『装いの人類学』

鈴木清史・山本誠(編) 1999『装いの人類学』人文書院 装いの人類学 作者: 鈴木清史,山本誠 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 1999/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 目次 装いの人類学――序にかえて 鈴木清史・山本誠 1 真綿にまつわる民族…

左地亮子 2017 『現代フランスを生きるジプシー ――旅に住まうマヌーシュと共同性の人類学』

左地亮子 2017 『現代フランスを生きるジプシー ――旅に住まうマヌーシュと共同性の人類学』 世界思想社 現代フランスを生きるジプシー―旅に住まうマヌーシュと共同性の人類学 作者: 左地亮子 出版社/メーカー: 世界思想社 発売日: 2017/02/24 メディア: 単行…

阿部年晴(編) 2007 『呪術化するモダニティ ――現代アフリカの宗教的実践から』

阿部年晴(編) 2007 『呪術化するモダニティ―現代アフリカの宗教的実践から』 風響社 呪術化するモダニティ―現代アフリカの宗教的実践から 作者: 阿部年晴 出版社/メーカー: 風響社 発売日: 2007/06 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (6…

春日直樹(編) 2011 『現実批判の人類学 ――新世代のエスノグラフィへ』

春日直樹(編) 2011 『現実批判の人類学 ――新世代のエスノグラフィへ』 世界思想社 現実批判の人類学― 新世代のエスノグラフィへ 作者: 春日直樹 出版社/メーカー: 世界思想社 発売日: 2011/11/30 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 7回 この商品を含むブ…

川田順造 2014 『〈運ぶヒト〉の人類学』

川田順造 2014 『〈運ぶヒト〉の人類学』岩波書店(岩波新書) 目次 1 なぜ、「運ぶヒト」か? 2 文化の三角測量 3 「身体技法」としての運び方 4 「技術文化」と運搬法 5 「運ぶヒト」のゆくえ 内容 アフリカで生まれ、二足歩行を始めた人類は、空いた手で荷…

クラックホーン 1949 『文化人類学の世界 ――人間の鏡』

クラックホーン、クライド 1971(1949) 『文化人類学の世界 ――人間の鏡』 外山滋比古・金丸由雄(訳)、講談社(講談社現代新書) 目次 まえがき 1 人類学とは何か ――奇習と土器と頭骨と 2 奇妙な習慣 ――文化とは何か 3 人類 ――現代の神話 4 言語と人間 ――言葉は…

青柳まちこ 1977 『「遊び」の文化人類学』

青柳まちこ 1977 『「遊び」の文化人類学』 講談社(講談社現代新書) 目次 まえがき 第一章 遊びとは何か 第二章 労働と余暇 第三章 遊びの伝播と受容 第四章 遊びの型と文化の型 おわりに 内容 インドネシアのスラウエシ島では稲の収穫期になると娘たちが、…

久保明教 2015 『ロボットの人類学 ――二〇世紀日本の機械と人間』

久保明教 2015 『ロボットの人類学 ――二〇世紀日本の機械と人間』 世界思想社 目次 はじめに 第1章 あいまいな日本のロボット 第2章 はじまりのロボット 第3章 文化としてのロボット 第4章 科学としてのロボット 第5章 ロボットの時間 第6章 私たちとロボッ…

高木仁 2019 『人とウミガメの民族誌』

高木仁 2019 『人とウミガメの民族誌 ――ニカラグア先住民の商業的ウミガメ漁』 明石書店 人とウミガメの民族誌――ニカラグア先住民の商業的ウミガメ漁 作者: 高木仁 出版社/メーカー: 明石書店 発売日: 2019/02/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見…

中屋敷千尋 2019 『つながりを生きる ――北インド・チベット系社会における家族・親族・隣人の民族誌』

中屋敷千尋 2019 『つながりを生きる ――北インド・チベット系社会における家族・親族・隣人の民族誌』 つながりを生きる―北インド・チベット系社会における家族・親族・隣人の 作者: 中屋敷千尋 出版社/メーカー: 風響社 発売日: 2019/04/01 メディア: 単行…

砂野唯 2019 『酒を食べる ――エチオピアのデラシャを事例として』

砂野唯 2019 『酒を食べる ――エチオピアのデラシャを事例として』 昭和堂 目次 序 章 食べ物である酒との出会い 第1章 食べる酒パルショータのつくり方 第2章 酒を主食にする食文化 第3章 パルショータの栄養価 第4章 デラシェ地域の農業 第5章 モロコシを保…

河野正治 2019 『権威と礼節 ――現代ミクロネシアにおける位階称号と身分階層秩序の民族誌』

河野正治 2019 『権威と礼節 ――現代ミクロネシアにおける位階称号と身分階層秩序の民族誌』 風響社 目次 序論 現代ミクロネシアにおける身分階層秩序の民族誌――本書の視座 第Ⅰ部 ポスト植民地時代における位階称号と礼節の技法 第一章 歴史のなかの首長制 第…

中空萌 2019 『知的所有権の人類学 ――現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知』

中空萌 2019 『知的所有権の人類学 ――現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知』 世界思想社 目次 序章「誰かのもの」としての知識 第Ⅰ部 知識が誰かのものになるとき 第1章 所有主体の生成をめぐる民族誌 第2章 在来知と知的所有権のフィールドワーク――翻…

関谷雄一・高倉浩樹(編) 『震災復興の公共人類学』

関谷雄一・高倉浩樹(編) 2019 『震災復興の公共人類学 ――福島原発事故被災者と津波被災者との協働』 東京大学出版会 目次 序 論 災害に抗する公共人類学への誘い(関谷雄一) I 震災復興の映像アーカイブ化 第1章 灰色地帯を生き抜けること――「つくば映像ア…

マリノフスキ 『西太平洋の遠洋航海者』

マリノフスキ、ブロニスワフ 2010(1922) 『西太平洋の遠洋航海者』増田義郎(訳)、講談社(学術文庫) 目次 訳者まえがき序文 J・G・フレイザー序 論 この研究の主題・方法・範囲第一章 トロブリアンド諸島の住民第二章 クラの本質第三章 カヌーと航海第四章 …

レヴィ=ストロース 『野生の思考』

レヴィ=ストロース、クロード 1976(1962) 『野生の思考』大橋 保夫(訳)、みすず書房 目次 序第一章 具体の科学第二章 トーテム的分類の論理第三章 変換の体系第四章 トーテムとカースト第五章 範疇、元素、種、数第六章 普遍化と特殊化第七章 種としての個体…

今井一郎 『アフリカ漁民文化論』

今井一郎 2019 『アフリカ漁民文化論 ――水域環境保全の視座』春風社 目次 序章 アフリカ漁民文化の研究(中村亮・今井一郎) 第Ⅰ部 アフリカ漁民の知恵と技術第1章 アルバート湖岸に生きる漁民の知恵―逆境を制御するための実践(田原範子)第2章 ケニア共和…

綾部恒雄(編) 『文化人類学の名著50』

綾部恒雄(編) 1994 『文化人類学の名著50』 平凡社 目次 1 草創期文化人類学の古典 タイラー 『原始文化』 モーガン 『古代社会』 フレーザー 『金枝篇』 ウェブスター 『未開の秘密結社』 ファン・ヘネップ 『通過儀礼』 エルツ 『右手の優越』 レヴィ=ブ…

松村圭一郎 『所有と分配の人類学』

松村圭一郎 2008 『所有と分配の人類学 ――エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』世界思想社 目次 はじめに 「わたしのもの」のゆらぎ凡例 序論 第1章 所有と分配の人類学 第2章 多民族化する農村社会 第I部 富をめぐる攻防 第3章 土地から生み出される…

中村沙絵 『響応する身体』

中村沙絵 2017 『響応する身体 ――スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』ナカニシヤ出版 目次 はじめに フィールドとの出遭い 序 論 ヴァディヒティ・ニヴァーサが投げかける問い 第Ⅰ部第一章 老親扶養をめぐる規範と実態 ――シンハラ農村…

里見龍樹 『「海に住まうこと」の民族誌』

里見龍樹 2017『「海に住まうこと」の民族誌 ――ソロモン諸島マライタ島北部における社会的動態と自然環境』風響社 目次 はじめに 序論 別様でありうる「住まうこと」─非同一的な生の民族誌に向けて第一章 「海に住まうこと」の現在─民族誌的概観第二章 海を…

川田牧人・白川千尋・関一敏(編) 『呪者の肖像 』

川田牧人・白川千尋・関一敏(編) 2019 『呪者の肖像 』 臨川書店 目次 序(川田牧人) 第Ⅰ部 呪者に会う 第1章 イカサマ呪者とホンモノの呪術―東北タイのバラモン隠者リシ(津村文彦) 第2章 鍛錬と天賦―呪者になるためのふたつの経路(川田牧人) 第3章 …

岸上 伸啓 『贈与論再考』

岸上 伸啓 2016 『贈与論再考 ――人間はなぜ他者に与えるのか』 臨川書店 目次 はじめに (岸上伸啓) 第1部 モースの「贈与論」とその後の展開 第1章 『贈与論』再考―人類社会における贈与、分配、再分配、交換(岸上伸啓) 第2部 贈与以前 第2章 贈与以前―ヒト…

浜田明範(編)『再分配のエスノグラフィ: 経済・統治・社会的なもの』

浜田明範(編) 2019 『再分配のエスノグラフィ: 経済・統治・社会的なもの 』悠書館 目次 序論 再分配を通じた集団の生成――手続きと複数性に注目して(浜田明範) 第一部 再分配をめぐる政治第1章 誰がボタンを押すのか――フィンランドの緊急通報システムにみ…

エヴァンズ=プリチャード『ヌアー族』

エヴァンズ=プリチャード、E. E. 1978 『ヌアー族―ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録』 向井 元子 (訳)、岩波書店 エヴァンズ=プリチャード、E. E. 1997 『ヌアー族―ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録』 向井 元子 (訳)、平凡社(平…

蒲生正男ほか(編) 『文化人類学を学ぶ』

蒲生正男・山田隆治・村武精一(編) 1979 『文化人類学を学ぶ』有斐閣選書 目次1 現代の文化人類学 文化人類学の歩み(蒲生正男) 現代と文化人類学(蒲生正男)2 人間と自然の連帯 採集狩猟民の過去と現在(蒲生正男) 苦悩する牧畜民?(福井勝義) 農耕民…

佐川徹 『暴力と歓待の民族誌―東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』

佐川徹 2011 『暴力と歓待の民族誌 ――東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』昭和堂 目次第1章 序論第2章 ダサネッチの概要第3章 国家と集団間関係第4章 戦争経験と自己決定第5章 横断的紐帯と境界第6章 外部介入と平和維持第7章 結論 内容(出版社サイトより) ア…

祖父江孝男 『文化人類学入門』中央公論新社(中公新書)

祖父江孝男 1979(増補改訂版1990) 『文化人類学入門』中央公論新社(中公新書) 目次第一章 文化人類学の世界第二章 人間は文化をもつ第三章 文化の進化・文化の伝播第四章 経済の技術・生活の技術第五章 言語――その構造分析第六章 婚姻・家族・親族第七章 超…

小松和彦ほか(編) 『文化人類学文献事典』

小松和彦・田中雅一・谷泰・原毅彦・渡辺公三(編) 2004 『文化人類学文献事典』弘文堂 目次第1部 人類学を知るための基本文献第2部 異文化を知るための基本文献第3部 争点文化人類学文献表(年表)【索引】 和文書名・論文名索引外国語書名・論文名索引和…